2003年05月12日

たった一日の慣らし保育

久しぶりに日本の保育園へ登園したムスメ。まずは、9時〜11時の2時間だけの慣らし保育を数日間行う予定だった。

9時少し前、園に到着すると、自転車に乗せられた子供、母親に手を引かれた子供が続々と登園している。お母さん方は、スーツをはじめ、わりとキッチリした服装だった。子供を先生に託すと、慌しく去って行く。

働く方の貴重な通勤時間を邪魔しては悪いと思い、登園の嵐が過ぎるまで、隅っこで皆さんの様子を見ていた。一段落したところで、ムスメをお願いした。

ムスメは振り返ることもなく、教室にいる子供達の中に混じり、同化してしまった。先生にも「何だか、慣らしをするまでもなかったわねぇ。まあ、規則なので…」と言われるほどだった。

少し早めにお迎えに行き、園内をこっそり覗いてみた。同じ年くらいの女の子とままごとをしていた。最近、公園にいた見知らぬ子供達にままごとを教わり、気に入っている。「お代わりあるからね。」と、私のいつもの台詞を真似ているムスメ。

問題なさそうなので、園内に入り、先生に声をかける。ムスメが「帰りたくない」と、ごねるかと思いきや、先生に呼ばれるとあっさりと友達に別れを告げ、私の元へやってきた。

先生から「何も問題ないし、これ以上、慣らしをする意味もなさそうなので、明日からフルにしませんか。」と提案された。焦る必要はないが、給食もあるし、ムスメも楽しいと言っているので、お願いすることにした。

働いてもいないのに、9時半〜3時半まで預けることになっている。アメリカでのプリスクールも6時間だったという理由で、保育時間を6時間に設定した。

実家の両親は、普通の幼稚園と同様に半日くらいと思っていたらしく「そんなに長時間通わせてどうするんだ?」とか「何で、そんなに長いんだ?」と驚かれた。

「あなたが4歳になった時、やっと幼稚園に通ってくれたの。でも兄弟がいたし、いっつも育児に追われていたわ。あなたは、育児に追われている期間が短いわねぇ。」と、母からは半ば苦労話の押し付けをされたが、それも人生、時代の違いということで丸め込んでおいた。

ムスメと一日中向き合って暮らしたのは1年半くらいである。今後、向き合う時間は少なくなる一方だろう。第二子の予定もないし、早くも暇な主婦になりそうだ。

ほんの数年前まで、自由にならない我が身を呪い、こんな風に時間を持て余す時が来るとも考えられなかった。

苦悩の渦中にいる時は、それが長く感じるものだが、意外にも呆気なく終わり、過ぎてしまえば、大したことない事が多い。

そう考えると、悩む時間はバカバカしい、と分かりつつも悩むのが人間の性なんだよなぁ。
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2003年05月29日

キッズクラスの先生

今週もムスメの英会話のレッスン。

キッズクラスが始まる時間前は、事務スタッフの方とキッズクラスを受け持っている先生方(全て若い女性)が入り口に勢ぞろいで待っている。

生徒を見つけると遠くからでも笑顔で手を振り、英語と日本語での元気な挨拶と共に出迎えてくれる。そして、子供達を連れてくる親への丁寧なご挨拶も忘れない。
そりゃあ、もう気使ってるの。

レッスンが始まる前の空き時間には、子供達が退屈しないよう飽きないように話しかける。「今日のお洋服可愛い。」「どこかに遊びに行ったの?」等。「そんなに気使って頂かなくても…」と恐縮するほどで、小学校にも通っていない子供達こそが「大切なお客様」なんだと感じる。
そりゃあ、もう一所懸命なの。

授業中も、落ち着かない飽きっぽい子供達の関心を惹きながら、決められたページまでテキストを進行しなくてはいけない。
そりゃあ、もう必死なの。

授業が終わると、何を勉強したのかという説明を親にする。ムスメは、キッズクラスの内容は理解しているし、私も必死じゃないので、大体の説明をしてもらえればいいんだけどね…。
そりゃあ、もう熱心なの。

「英語を日本人に教わるなんて!」って、相変わらず高飛車に思っているんだけど、仕事とはいえ、その献身的な仕事ぶりに負け、クラスの継続手続きをした。それが、企業戦略だとしたら、私はまんまと乗せられた親の1人ってわけね。

邪推はともかく「大変な仕事だなぁ…、私には出来ないなぁ。」と、毎回思う。子供のお稽古事ビジネスに関する記事を読んだことがあるが、その現実を目の当たりにしている木曜日である。
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2003年06月30日

引っ越し後のムスメ

週末で日常生活に支障が無い程度の片付けは終わったが、細かい片付けと掃除&洗濯をしていた。引きこもり状態だったので、お疲れのオクサマは、顔にパックしたまま家事にいそしんだ。有効成分がしみこむ、しみこむ〜って感じだし、確実に部屋は綺麗になったし、たぶん顔は潤っているはず。

その間、ムスメは、工作机(私の父から借りた40年も前の文机)の上に、引っ越しで使った模造紙のような大きな梱包紙を広げ、おとなしく絵の具でお絵描きをしていた。たまに「お母さん、新しい紙くださ〜い。」と催促される程度だった。

2年くらい前までは、目が離せず、荷物を勝手に出し入れし、忙しさもあり怒り心頭していたが、育児って少しづつ楽になるもんだよね。今、育児が大変だと思っている方、それは一時のものですよ!

引っ越しをきっかけに、ムスメは自室で寝かせることにしていた。土曜日の夜は、喜びいさんで自室で寝ていたのに、昨晩は「ママと寝たい〜」と言って、勝手にベッドに来てしまった。そこは、アメリカ式に育ってないので仕方ないか。結局、オットさんが寝入ったムスメを部屋へ戻したらしい。その頃、オクサマ、爆睡していたらしい。

そんなムスメは、私の目の前で、幼児番組を見ながら、野村萬斎の真似をしている。
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2003年07月02日

保育園か幼稚園か

入国スタンプが押されている家族全員のパスポートを持参し、再び、役所へ出向いた。

「あれ?随分前に帰国されているんですねぇ」と、案の定、空白の月日を突っ込まれる。
「ほら、景気の悪いご時世じゃないですか?仕事の関係でね、いろいろあったんですよぉ。もう大変でした〜」と言うと、えらく納得した様子で、それ以上は何も聞かれなかった。

その後、保育園などの相談窓口へ立ち寄った。このような部署は「年配の女性」が多いものだが、窓口に来たのは、とても若い男性で面食らった。

残念ながら、保育園の空きがなかった。
3歳以上のクラスは、5月くらいまでは1人2人の空きがある園もあり、今でも、その年齢のクラスの待機児童が0人という園が半数以上あった。3歳以上になると3年保育の幼稚園へ切り替える親もいるのも待機が少ない理由らしい。やはり、1〜2歳のクラスに比べると、待てば入れる可能性が高そうである。

しかし、4〜5歳になると、そのまま同じ園で卒園させたい親が多くなり、転勤でも無い限り辞めないそうだ。

「若い世代が増えている地域ですし、働かざるを得ない人だって多いと思うんですよ。希望者も多いと思うのですが、保育園の数は増える予定はないのです?」と、質問をした。

案の定、幼稚園より保育園を希望する親が年々増えているとのことで、来年の3月には、定員数の多い認可保育園が新たに2つ出来るとのこと。

待機リストに載せることを薦められたが、いつになるか分からない先のことまでは、今の時点では考えられないので書類を提出しなかった。

「幼稚園の時間帯は、今の時代にマッチしてないですよね。掃除してお昼食べたら子供が帰ってくる。それじゃあ、パートにも出られませんよね。」と、その若い男性が言うのだ。

「ん〜、君は若いのによく分かってる!!」(たぶん、私と同じことを言う母親の話を山ほど聞かされ、身にしみているのだろう。)

「あ、もちろん幼稚園には保育園にない良さもあります。どれを取るか…ですよね。」

まだ少ないが、幼稚園の通常の時間帯以外にも保育を行っている幼稚園があるとのこと。若い世代が多いとはいえ、以前に比べると子供が減り、幼稚園側にゆとりがあるし、母親のニーズに応えることで園児を集められるそうだ。

役所の人をつかまえて、延々と説明を聞いたにも関わらず、私自身は働くことは決め兼ねている。
というのも、今まで、ムスメが預けられた、通った園というのは、全て親の事情や希望を優先させていた。もちろん、結果的には、ムスメは馴染み、楽しんでいたので、「親の都合で無理矢理行かされた。」とは感じていないと思うけれど。

3年前の私に比べると、働く意欲も低く、また自信も目的もない。よって、必死に探したり、待機をしてまで保育園にする必要性はなく、特別な理由や事情がない親(もしくは父親)が、ごく自然に近隣の幼稚園を選ぶように、一般的とされる幼稚園に通わせようかとも思う。まあ、無難な選択という言い方もあるが。

幼稚園は間もなく夏休みに入る。どちらにせよ、今年の夏は、ムスメと暑い夏を過ごすことになりそうだ。かき氷機とベランダプールはマストアイテムかしら?


先日の健康診断の結果が、立派なファイルに綴られ手元に来た。
最後に行った問診担当の先生の表情から予想はしていたが、「要再検査」となっていて、疾患が疑われる部位の専門医あての紹介状が添えられていた。近いうちに健診を行った健康管理センター隣の病院へ行くことにした。
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2003年07月17日

初・幼稚園見学

引っ越して以来、幼稚園探しを続けていて、問い合わせもずいぶんした。家から一番近い幼稚園は、徒歩5分で、空きもあり、新学期から入園可能なんだけど、水曜日は半日だし、一時預かり制度も充実していない。

現在は、まだ落ち着かない状況にあり、自分が働くことは考えられないし、昔と違って専業主婦を楽しんでいる。それに、ムスメも物分りがよくなり、連れ歩いても、家にいても、ほとんど手を焼くことが無くなった。しかし、本音を言えば、この先何年も、専業主婦をし続ける自信がない。

それに、新たなことを勉強するために、いずれ学校に通いたいとも考えている。こちらは、学費が高いので、通えるかどうかは分からないけれど。

働きたいと思った時、何かを始めようと思った時、幼稚園を選択したことによって、身動きが取れない状況に陥りたくないという身勝手な思いもある。だから、幼稚園時間後も夕方まで保育をしてくれる幼稚園を希望している。

この条件を満たす園は、自宅からもバス、駅からもバスという不便な場所にしかないのだ。全ての条件を満たした園はないし、自分自身のことも決め兼ねているので、園も決められないでいる。

日本の幼稚園の雰囲気を知るためにも、夏休み前に、第一候補の幼稚園へ見学しに行った。

近隣の幼稚園にはないような特別な(高価)遊具も充実している。毎月のように楽しいイベントがあり、夏には所有する別荘へ旅行がある。パソコンルーム完備で、パソコン、英語、体操の先生は、外部から講師を呼び、行っているという。なかなかアカデミックで驚いた。というか、英語もパソコンも勉強したい私が入りたい。

アメリカ人の英語の先生と共に、クリスマスやハロウィンといった外国の行事を取り入れ、国際人としての成長をお手伝いしている、らしいよ。先生の受け売りなんだけど。
な〜んか、すごいと思わない?アレ、こういうのって幼稚園じゃ普通ですか?

各クラスを訪問すると、先生に促された園児達が「おはようございます。」っておじぎをしてくれる。おじぎを覚えたてのムスメも一緒に挨拶をし、見学中に駄々をこねることもなく、なかなかイイ調子だった。たった2ヶ月でも一時保育をした成果アリだ。

その後、ムスメが入るであろうクラスにムスメを残し、先生と込み入った話をした。年少で集団生活に慣れ、年中で先生と信頼関係を作り、年長で集団行動が取れるようにするという段階で教育をしているので、日本の幼稚園を知らないムスメでも問題なく入園させてもらえそうだった。
もちろん、親子面談とテストの結果次第だが…。お母さんのガラが悪くて入園不可とかあるのかしら。(爆)

話が終わり、教室に迎えに行くと、1人だけ私服のムスメが、皆と一緒にお絵描きをしていた。帰り際、数人の男の子から「XXちゃん、ずっと遊んで行っていいよ。」「まだ遊ぼうよ。」と、引き止められた。男の子は、女の子に親切よねぇ。

日米を比較し、真っ先に思ったことは、良し悪しはともかく、日本は集団を、アメリカは個人を重んじるということかな。

「お母さん〜、この学校に行きたいですぅ。いつから行かれるんですか?」と、ムスメは、気に入った様子。

母としては、電話で見学申し込みしたとき、いきなりオットの勤務先と業種を聞かれたことが、ちょっと気になっている。そんなの二の次だと思うんだけど、園にとっては重要なことなんだろうか。

考えすぎかもしれないが、最近、不安に思うことがある。どこへ見学に行っても、その場にすぐ馴染み、日米問わず、先生方から「(集団生活に)全然問題ないですねぇ。すごいですねぇ。」と言われ、周囲の親から羨ましがられる。

確かに、親にしてみれば楽チンなんだけど、この年齢では、自分の気持ちを正確に伝えることは出来ないので、ムスメの心の奥底まで知ることは難しい。
どこにいても楽しいとしか言わないが、親と離れた場で自分を受け入れてもらうために無理をしているのではないか、知らず知らずのうちにストレスになり、ひずみが生じているのではないかと考えてしまう。

保育園や幼稚園で社会性を身につける重要な時期だが、それ以上に家庭の在り方が、子供の成育を左右するように思っている。生まれてから転々としてきたムスメなので、他のご家庭以上にフォローを要することもある。まあ、そんな理由もあり、ムスメと離れ、働くのを躊躇している。こう見えても、いろいろあるのよ〜。

ま、夏休みの1ヵ月半、ゆっくり考えることにしましょう。
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